フロリダ州の住民の一人が非常に不快な状況に陥った。彼がサイクリング中にスマートフォンのフィットネスアプリのルート追跡機能を有効にした後、この位置データのせいで犯罪容疑者になってしまったのだ。
フロリダ州の住民であるザカリー・マッコイは、サイクリング旅行中にRunKeeperアプリの位置追跡設定を有効にした。彼はいつものルートでサイクリングしていたが、当日強盗が発生した家の近くを3回通り過ぎた。そのルートデータは自動的にGoogleに送信されていた。同時に、犯罪捜査の一環として警察はGoogleにある種の検索令状を送り、いくつかの位置データの開示を要求した。警察はその日の犯罪現場近くで記録されたデバイスのデータを要求した。通常、これらのデータはAndroidの位置サービスから収集される。
Googleチームは1月にマッコイに連絡し、ゲインズビル警察が彼のGoogleアカウントから情報を要求したことを通知した。その後、警察は彼を強盗容疑者として起訴した。明らかに、1人の人物が3回も犯罪現場の近くにいたことが警察にとって疑わしかったようだ。
ザカリー・マッコイは自身の利益を守るために弁護士を雇った。容疑者によると、彼は犯罪が行われた家には一度も入ったことがないという。
過去数年間で、法執行機関からの位置情報開示要求が劇的に増加している。2018年には2017年と比較して1,500％も増加し、2019年には2018年と比較してさらに500％増加した。メディアは以前、ホルヘ・モリーナのケースを報道した。2018年にアリゾナ州で警察が彼の位置データを開示する令状を使用し、彼が犯罪現場の近くにいたことを発見した後、殺人容疑で告発されたのだ。しかし、モリーナに対する訴訟は新たな証拠が出現したときに結局崩壊した。
