Snapchatは、新型コロナウイルスによるパニックの拡大により、「Here For You」機能を予定より早くリリースすることを発表しました。
「Here For You」は、今後数ヶ月以内に展開される予定であり、不安、抑うつ、ストレス、悲しみ、自殺願望、いじめに関連するトピックをSnapchatterが検索した際に、地元の専門家からの安全リソースを表示します、と同社は2月のブログ投稿で述べています。
2ヶ月前には誰もがコロナウイルスの発生について知っていましたが、それ以来状況は劇的に変化しました。新しいウイルスは中国だけでなく多くの国に影響を与えています。新しい病気によるパニックのため、多くの人々のメンタルヘルスが悪化しています。したがって、コロナウイルスのパンデミックの中で、Snapchatは木曜日に「Here For You」機能を4月にリリースすると発表しました。
「さらに、コロナウイルスに関連する不安に特化したコンテンツを制作しているAd Council、世界保健機関、CDC、Crisis Text Line、NHS、およびその他のパートナーからのSnapchatterに提供するため、Here For Youのカスタマイズされた検索セクションを構築中です」とSnapのスポークスパーソンは発表しました。
しかし、「Here For You」の主要な検索用語に「コロナウイルス」を追加したにもかかわらず、この機能には依然として重大な欠点があります。摂食障害に関連する用語がまだ十分ではありません。「拒食症」、「過食症」、「Thinspiration」、「thinspo」、「pro-ana」などの用語が含まれていません。
これは特に、Snapchatのボディイメージに対する態度に対する批判を考慮すると、重大な見落としです。2019年12月、研究者たちは、Snapchatのように多くの写真があるソーシャルメディアプラットフォームを使用するティーンエイジャーが、他のプラットフォームを使用するティーンエイジャーよりも摂食障害になりやすいことを発見しました。
「ソーシャルメディアは若者が自分の外見とそれが他人によってどのように判断され、認識されるかに強く焦点を当てることを奨励しているようです」と、オーストラリアのフリンダース大学の心理学シニアリサーチフェロー、サイモン・ウィルクシュ博士は述べています。
今後Snapchatが摂食障害に関連するコンテンツにもっと焦点を当てるかどうかは、時間が経てばわかるでしょう。