Pantoneカラー研究所が2022年のカラーを発表

Pantoneカラー研究所の専門家たちは伝統的に12月初旬に翌年を定義するカラーを発表し、工業デザイン、グラフィックデザイン、ファッション、その他の産業における製品開発や購買判断に影響を与えます。

今年、Pantoneは2022年のカラーにVery Peri (Pantone 17-3938)を選びました。このダイナミックなペリウィンクルブルーには、バイオレットレッドのアンダートーンがあり、青の親しみと不変性と赤の新鮮さとエネルギーを組み合わせ、ダイナミズム、創造性、想像力、前進を象徴しています。専門家は、Very Periが「今のグローバルな時代精神と我々が通過している変革の象徴」であると信じています。

“激しい孤立の期間から抜け出し、我々の概念と基準が変化し、物理的生活とデジタル生活が新しい方法で融合しました”と研究所は声明で述べています。

Pantoneは今年、単にカラーを選ぶだけではなく、世界で起こっていることに焦点を当て、21年以上ぶりに完全に新しい色調を開発し、我々が経験している変革やグローバルなイノベーションを反映させました。

色を作成する際に、専門家たちは我々の生活の一部となっているデジタル技術やメタバースに目を向けました。ゲームのトレンド、メタバースの人気、そしてアーティスティックなコミュニティの台頭に伴い、Very Periはデジタルな色のトレンドがどのように物理的な現実に現れ、その逆もまた然りであるかを示しています。

年間カラーを選ぶには、慎重なリサーチとトレンド分析が必要です。Pantoneの専門家たちは、エンターテインメントや映画産業、ファッション、すべてのデザイン分野、アートと新しいアーティスト、人気の旅行先、ビデオゲーム、社会経済状況など、さまざまな業界を常に探っています。

Microsoftはすでに、Pantoneの2022年カラーからインスピレーションを得た壁紙を発表しました。

昨年、Pantoneは2021年の定義色として17-5104 Ultimate Grayと13-0647 Illuminatingを同時に選びました。これらは、持続的で励みを与える強さと希望のメッセージを伝えます。 2020年には、クラシックブルーが年間カラーとして選ばれました。