アラブ首長国連邦の最初の火星探査ミッション「アル・アマル」(「ホープ」)が、日曜日に地球に赤い惑星の最初の画像を送信したと国立宇宙機関が発表しました。
アブダビの皇太子ムハンマド・ビン・ザイド・アル・ナハヤン殿下は、Twitterで火星の画像を共有し、この惑星の最初の写真をUAEの歴史の重要な瞬間と表現しました。
“ホープ探査機の火星の最初の画像の送信は、我々の歴史における重要な瞬間であり、UAEが宇宙探査に関与する先進国に仲間入りすることを示します。” と皇太子殿下は書きました。
アル・ナハヤン殿下はまた、「ホープ」の研究が火星についての新しい発見を導き、人類全体に利益をもたらすことを期待していると述べました。
約15,500マイル(25,000キロメートル)の距離から撮影された画像は、赤い惑星の北極(左上隅)と、太陽系で最大の火山であるオリンポス山も映っています。火星は宇宙の黒い背景に対して黄ばんだ半円形に見えます。
アル・アマルはUAEの歴史だけでなく、アラブ諸国として初の火星探査ミッションです。UAEの首相兼ドバイ首長国の統治者ムハンマド・ビン・ラシッド・アル・マクトゥーム殿下も、Twitterでカラフルな画像を共有しました。
約1,350kgの探査機は、UAE宇宙庁、ムハンマド・ビン・ラシッド宇宙センター、および3つのアメリカの大学との協力で作成されました。このプローブは火星の気候と低層大気を研究するために設計され、2020年7月20日に日本の種子島宇宙センターから日本のH-IIAロケットに搭載されて発射されました。2021年2月9日には、探査機が惑星の軌道に入りました。
ホープは、この月に火星に到着する3つのミッションのうちの最初のもので、中国とアメリカも7月に赤い惑星への探査機を打ち上げ、火星と地球の配置を活用しました。