アップル、中国に足止めされた従業員にiPad入りのケアパッケージを送付中

アップルは、中国政府が湖北省と温州市で取った隔離措置のために仕事に行けない米国に拠点を置く中国人従業員にケアパッケージを送り始めました。


Some Care Packages include iPads | Credit / Weibo 

中国でのコロナウイルスの発生は徐々に減少しているものの、特に最も影響を受けた地域では、多くの地元の企業オフィス、店舗、製造業企業が閉鎖されたまま、または縮小されたスケジュールで営業を続けています。隔離措置のために閉店している企業の中には、アップルストアも含まれており、そこの従業員たちも自宅待機を余儀なくされています。隔離中のアメリカ人従業員を支援し、精神的にサポートするため、クパティーノの人々は時折、特別なCareKitヘルプキットを送ることを始めました。

これらのセットの1つには、スナック、紅茶、防護マスク、赤外線体温計、衛生用品だけでなく、10.2インチのiPadも含まれていました。このiPadがCareKitに含まれていたのには理由があります。それは、主に教育機関が閉鎖されている従業員の子供たちのために意図されており、彼らは専らオンライン学習を行わざるを得ません。

iPadが入ったヘルプキットに添付されたメモには以下のように書かれています:

"湖北省および温州市のみなさん、
このメモがみなさんの健康と安全をお祈りするものとして届くことを願っています。最後のコミュニケーション以来、この困難な時期にみなさんが強くいることを理解しています。みなさんが直面している困難を理解しており、最善のサポートをみなさんとその家族に提供したいと考えています。湖北省と武漢市はコロナウイルスの発生によって最も大きな打撃を受けており、現在、中国で2,835人の命が奪われています。

アップルチーム全体を代表して、みなさんとその家族にもう一度CareKitをお送りします。キットの中には、快適さを提供するアイテムや、子供たちのオンライン学習を支援するため、または長期的な自宅待機中の時間をつぶすために使用できるiPadが含まれています。

さらに、この期間を乗り越えるために特に用意された一連のカウンセリングおよび相談サービスが準備されています。"


また、手紙には、アップルの従業員とその家族が、さまざまな日常の問題についてアドバイスを提供している企業であるComPsychというパートナーにいつでも連絡できることが示されています。