AdobeがApple Silicon Mac向けにPremiere Proベータ版をリリース

Adobeは、AppleがIntelチップを置き換えるために開発したApple Siliconを搭載したMacコンピュータ向けに、ビデオ編集アプリPremiere Proのベータ版をリリースしました。最初のApple Silicon Macには、新しいM1チップが搭載されており、8コアのSystem-on-Chip（SoC）で、160億個のトランジスタ、高性能コア4つ、および効率コア4つを備えています。

Apple自身のチップで動作する最初の3つのMacは、Apple Silicon MacBook Air、Apple Silicon MacBook Pro、Apple Silicon Mac miniで、11月の「One More Thing」イベントで発表されました。

macOSの新しいARMバージョンのPremiere Proソフトウェアは、Apple Silicon M1 Macの所有者がデバイス上でネイティブに実行できるようにします。AdobeのPremiere RushやAuditionも、新しいコンピュータで動作するように更新されました。

Apple Silicon向けのAdobe Premiere Proは現在ベータ版ですが、その可用性を発表する記事には、欠けている機能や既知のバグが記載されています。

AdobeはPremiere Proの機能を段階的にリリースし、まずはコア編集機能とProRes、HEVC、H.262といった人気のコーデックを提供します。まだ移植されていない機能が必要な場合は、Rosetta 2エミュレーションを通じてIntelバージョンのソフトウェアを引き続き使用できます。

PhotoshopやLightroomを含む他のAdobeアプリも、Appleの新しいM1 Macでのリリースを受けました。